岡山県高等学校教育研究会理科部会生物分科会

おすすめ

自分自身の体を使った観察,実験は生徒の興味・関心も高く,ウケもいい。積極的に取り上げたいが,生徒個々の個人差があったりするので配慮は常に必要である。この実験では,糖尿病の生徒にはさせられない。 (1)ギムネマ茶で甘味を感じにくくなる。ギムネマ酸は植物 「ギムネマ・シルベスタ」から抽出されるトリテルペン配糖体であり,甘味を強力に抑制する

使 用

市販のギムネマ茶(ギムネマ100%のものが好ましい。)ダイエット用のお茶として販売されている。

方 法

  1. 角砂糖,チョコレートを食べる。
  2. よく煮出したギムネマ茶を30秒間口に含む。(飲み込まない)
  3. 対照実験:角砂糖,チョコレートを食べて最初のときとの違いを確かめる。

(2)ミラクルフルーツ

ミラクリンを含むフルーツ。高価なのが難。酸味が甘味に変化するので生徒の驚きは大きい。梅干しがモモ味に変わる。レモンがグレープフルーツ味に。

(3)砂糖と塩の様々な濃度の水溶液を用意して,閾値を調べる実験も面白い。舌に甘味と塩味の受容器が同じ密度であると仮定すると,分子量と閾値が比例する傾向に気づく。

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