おすすめ
生物材料が生きたままで透明ゼリーの中に封入され,移動できなくなる。
カバーガラス側にゼリーがあるため,生物材料が生きたままで透明ゼリーの中に封入され,移動できなくなり、40倍の対物レンで観察できる。
400倍~600倍で観察するとゾウリムシでは収縮胞の動き,繊毛の動き等,ミジンコでは心臓の動きや血球の流れる様子,複眼の様子や複眼の運動等が容易に観察できる
用意するもの
- 顕微鏡
- ピンセット
- ホールスライドガラス
- ゾウリムシやミジンコを含む飼育水
- 1.5%アルギン酸ナトリウム水溶液
- 3%塩化カルシウム水溶液
観察の手順
- カバーガラスにゾウリムシやミジンコを含む飼育水1滴置く
- その上に1.5%アルギン酸ナトリウム水溶液を1滴置き,柄付き針などで均一になるように混ぜながら拡げる
- ピンセットで3%塩化カルシウム水溶液の中に10秒程度浸し,ゲル化する
- 水の入ったビーカーに浸し,塩類溶液をすすぐ
- ホールスライドガラスに水を入れ,その上に④までの操作で完成した資料を,ゼリー面を下にして乗せるとプレパラート完成
生物材料が生きたままで透明ゼリーの中に封入され,移動できなくなっている。カバーガラス側にゼリーがあるため,40倍の対物レンで観察できる。400倍~600倍で観察するとゾウリムシでは収縮胞の動き,繊毛の動き等,ミジンコでは心臓の動きや血球の流れる様子,複眼の様子や複眼の運動等が容易に観察できる。
その他
その他の簡便な方法には,脱脂綿を少しとって,カバーガラスをかける前の試料の上へ置く方法がある。脱脂綿をおいておくと,ピントを合わせやすくなり,脱脂綿に当たって動けなくなる生物を観察することもできる。