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年輪は色の薄い部分と濃い部分が交互に並ぶことで形成されている。色の薄い部分は早材,濃い部分は晩材とよばれる。木材の木口面(成長方向に対し垂直面)をかみそりで削り顕微鏡で観察すると,細胞の大きさ等その様子がよくわかる。
晩材:寒い時期や成長が遅い時期に形成される部分。成長に必要な水の移動が少ないため,木部の細胞壁が分厚くなるため,単位面積当たりのリグニン含有率が高くなり色が濃くみえる。細胞密度が高いので,早材に比べ硬い。
早材:暖かい時期など成長の早い時期に形成される部分。成長に必要な水の移動が盛んに起こり,木部の細胞壁が薄くなる。そのため,単位面積足りのリグニンの含有率が低くなり,色が薄くみえる。細胞密度が低いので,晩材に比べ柔らかい。
参考:兵庫県立農林水産技術総合センターHP
http://hyogo-nourinsuisangc.jp/17-zakkan/zakkan-2202.html
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