ご挨拶

平素から岡山県高等学校教育研究会(高教研)理科部会生物分科会の活動に、ご理解とご協力を賜り、深く感謝いたしております。

高教研理科部会生物分科会では、3つの委員会〔生物実習研究委員会・研修企画委員会・広報委員会〕を設け、生物教育に携わる県下の高校教員の情報共有や教材の提供、研修会の企画・運営など、我が県の高等学校生物教育の発展を目指して活動しています。この「オカバイオ」は、本生物分科会での取組の紹介や会員どうしの情報交換を目的に開設いたしました。

さて、平成31年8月に日本生物教育会(略称「日生教」)第74回全国大会が岡山県で開催されます。前回、岡山県で日生教全国大会が開催されたのは平成4年で、当時、大会に向けた準備や研究の過程で、年齢や校種を越えた交流が生まれ、ベテラン教員も若手教員も一体となって指導力を高めることができ、その後の岡山県の高等学校生物教育の発展に大きく寄与いたしました。

前回の岡山大会から四半世紀が経過し、折しもこれまでにない大きな学習指導要領の施行が目前となっている中、今一度、岡山県内の生物を担当する教員同士のつながりを深め、指導上のノウハウや悩みを共有し、連携して岡山県の生物教育を発展させるために、平成27年5月の高教研理科部会総会において岡山大会を実施することを決議しました。その後、日生教本部事務局に申請し、平成31年度に岡山での開催が決定されました。

日生教岡山大会に向けて、説明会や係会議、外部機関との折衝等、さまざまな準備を進めてきております。岡山大会の情報は、この「オカバイオ」を通して、随時発信してまいります。皆様にいろいろとお願いすることになると思いますが、県内生物教員全員で力を合わせて大会を成功させたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。

全国のみなさま、大きく改訂される新学習指導要領の施行が目前になっていますが、従来から、生物教育では、探究的な観察、実験の取組等、積極的な授業改善が繰り返されてきました。原点に立ち返り、岡山大会では「わくわくする生物教育」をテーマといたしましてみなさんをお待ちしたいと思います。十分なおもてなしはできないかも知れませんが、県内生物教員全員で準備を進めておりますので、御参加いただきますよう、お願いいたします。

岡山県高等学校教育研究会理科部会
副部会長(生物分科会所属)
土肥直樹(倉敷市立精思高等学校 校長)
〔平成31年度日本生物教育会岡山大会実行委員長〕