平成30年度-生物教育研究会が行われました

 

10月10日(水)岡山県立瀬戸南高等学校にて、「児童・生徒との稲刈り交流」、「牛舎での作業」、「シクラメンの花抜き」の体験実習が行われました。会場となった瀬戸南高等学校は生物生産科、園芸科学科、生活デザイン科がある学校で、実習施設や設備がとても充実していました。

「児童・生徒との稲刈り交流」では、瀬戸南高校3年生の生徒が江西小学校の児童に稲刈りのやり方を教え、一緒に活動するというものでした。生徒は慣れた手つきで稲を刈り、束にしていく様子に、他の高校生とは違うたくましさと誇らしさを感じました。

児童も稲刈り用の鎌をしっかり使いこなし、楽しそうに稲刈りをしていました。児童の声に耳を傾けると「意外と楽しい!」「なんで田んぼにカメがいるの?」「ジャンボタニシの卵がある!」「この稲からどれくらいご飯ができるのかな?」など、生物教員としてうれしい言葉をたくさん聞くことが出来ました。稲刈りの実習を通して、生物教育の原点を感じることが出来た体験でした。

児童の稲刈りが終わると、生徒がコンバインを使って稲刈りをしていました。実習で使い方を勉強するそうです。

午後は「牛舎での作業」「シクラメンの花抜き」体験を行いました。牛舎では黒毛和牛を飼育しており、繁殖と肥育を行っているそうです。牛舎の作業でも、生徒が私たちに説明をしてくれ、牛舎の清掃、飼料づくり、牛のブラッシングを体験しました。牛舎をきれいにして新しい寝床を作ったり、牛にブラッシングをすると、牛たちは嬉しそうにするので、生き物を育てることの楽しさを少し体験することが出来ました。

「シクラメンの花抜き」体験は、花をたくさん咲かせるために、早く咲きすぎた花を抜く作業でした。体験作業をしたシクラメンは、生徒が大切に育てているもので、11月23日(金)に開かれるシクラメン祭りにて販売されるそうです。


 

稲刈り、牛の世話、花の世話という作業体験でしたが、全てが生物を学ぶ入口になっていること感じました。お忙しい中、貴重な体験をさせていただいた瀬戸南高校の先生方、生徒の皆さん、この場をお借り致しましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

広報副委員長 望月